公害防止管理者大気の過去問の勉強 webテキスト

平成29年(2017) ばいじん・粉じん特論

平成29年(2017年)ばいじん・粉じん特論の問題と解答・解説です。問4~6について、1問ごとに解答・解説しています。

問4

電気集じん装置内で,クーロン力とガスの粘性力が釣り合う際の粒子の移動速度 を示す式として,正しいものはどれか。ただし,は粒子の帯電量,は電界強度,はガスの粘度,は粒子径,はカニンガムの補正係数である。


問4 解答・解説


【正解】 (5)
【難易度】中

電気集塵装置の移動速度の式を正確に覚えていなければ,正解が導き出せない問題です。
式を知らない場合、他の勉強した知識を利用して、選択肢を減らせます。

1.移動速度とクーロン力(帯電量×電界強度)は比例関係です。これを知っていれば、(1)(2)(3)は誤りと気付きます。
2.一般的に粒子の移動速度は,ガスの粘度が高くなると粒子は動きにくくなるので,は分母(移動速度と反比例)。よって(1)(2)は誤りと気付きます。
しかし、結局移動速度が粒子径に反比例か,粒子径の2乗に反比例か,式を覚えていないと解りません。



問5

電気集じん装置に関する記述として,誤っているものはどれか。

(1) 一般的な乾式電気集じん装置内の平均ガス流速は 3~5m/s 程度である。
(2) コロナ電流密度は,一般に0.3mA/m2程度である。
(3) 見掛け電気抵抗率が約102Ω・m以下のダスト粒子は,集じん電極上で異常再飛散を起こしやすい。
(4) 見掛け電気抵抗率が約5×108Ω・m以上のダスト粒子は,逆電離現象を起こしやすい。
(5) 通常,粒子径0.1~1μm のサブミクロン粒子に対して部分集じん率が低くなる。

問5 解答・解説


【正解】 (1)
【難易度】低

各種集塵機の特徴まとめの内容、電気集塵装置の集じん性能と電気抵抗を理解しているか、確認する問題です。

(1)誤り。乾式電気集じん装置の平均ガス流速は0.5~2m/sです。
    (湿式は、1~3m/s)
(2)正しい。コロナ電流密度は,一般に0.3mA/m2程度である。

(3)正しい。見かけ電気抵抗が102Ω・m以下のダスト粒子は,集じん電極上で異常再飛散を起こる。

(4)正しい。見かけ電気抵抗が5×108Ω・m以上のダスト粒子は,逆電離現象を起こる。

(5)正しい。一般的に粒子径0.1~1μm のサブミクロン粒子に対して部分集じん率が低くなる。



問6

電気集じん装置の集じん率の推定式であるドイッチェの式として,正しいものはどれか。ただし,は集じん率,は分離速度,は有効全集じん面積,は処理ガス流量である。

ドイッチェの式

問6 解答・解説


【正解】(3)
【難易度】低

ドイッチェの式の基本を覚えているか確認する問題です。変形型も覚えましょう。

分離速度・有効全集じん面積は,大きくなる程,集じん率は高く(比例関係)なり,(式の分子側)処理ガス流量は,大きくなる程,集じん率は低く(反比例関係)なります。(式の分母側)





<<<前の3問へ<<<  >>>次の3問へ>>>
ページのトップへ戻る